この記事では、業務用冷凍庫/冷凍ストッカーの電気代ついて、わかりやすく解説し気になる節電する方法についても紹介していきます。
業務冷凍庫は主に飲食業はもちろんですが、最近では在宅での業務が増加し、一般家庭での冷凍庫の購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
また、万が一の災害時にも食料を多めに蓄えてローリングストックが推奨されていることもその後押しになっています。
とはいえ、大型の冷凍庫になると気になるのは電気代です。
もちろん飲食店なら容量が大きくなってしまうため、購入する際には事前に電気代なども調べておくことをお勧めします。
業務用冷凍庫/冷凍ストッカーの毎月の平均電気代はどれくらい?
当然ですが、電気代は業務用冷凍庫/冷凍ストッカーの容量(ℓ:リットル)によって変わってきます。
その容量は150ℓから大きなものでは750ℓとさまざまです。
そして、商品カタログの中にある「年間消費電力」と電気料金の料金単価(円/kWh)を掛け合わせることで、おおよその年間電気代の算出ができます。
ここで料金単価については、1kWhあたり27円/kWhとして計算すると、
年間消費電力500kWh × 27円/kWh = 13,500円/年
と想定できます。
この際の電気料金の単価(27円/kWh)は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価です。
引用元:「電力料金の目安単価」の改定のに関する件(https://www.eftc.or.jp/qa/qa_pdf.pdf)
※ 実際の料金単価は電力会社や利用しているプラン、地域等によって変わります。
ダイキンの冷凍ストッカーの電気代その他
ヨナシンホームで取り扱っているダイキンの業務用冷凍庫の機種別の容量・寸法・年間消費電気量と電力料金を27円/kWhとした場合の年間電気代を表1に記載していますので、参考にしてください。
表1.ダイキンの業務用冷凍庫の機種別電気代等
機種名 | LBFG1AS | LBFG2AS | LBFG3AS | LBFG4AS | LBFG5AS | LBFG6AS | LBFG7AS |
---|---|---|---|---|---|---|---|
容量ℓ | 142 | 206 | 302 | 375 | 542 | 605 | 755 |
外形寸法mm (幅×奥行×高さ) |
734×600×840 | 978×600×840 | 1,104×743×852 | 1,314×743×852 | 1,800×743×852 | 1,800×743×921 | 2,189×743×921 |
重量kg | 38 | 45 | 59 | 65 | 83 | 87 | 98 |
冷 媒 | R600a | R290 | |||||
年間消費電力量 50Hz | 285 | 365 | 545 | 595 | 790 | 770 | 1010 |
年間消費電力量 60Hz | 270 | 375 | 555 | 585 | 790 | 745 | 970 |
年間電気代(27円/kWh) 50Hz(円/年) |
7,695 | 9,855 | 14,715 | 16,065 | 21,330 | 20,790 | 27,270 |
年間電気代(27円/kWh) 60Hz(円/年) |
7,290 | 10,125 | 14,985 | 15,795 | 21,330 | 20,115 | 26,190 |
※ 表内の機種名をクリックすると販売ページがご覧いただけます
【冷媒について】
昔の冷蔵庫等に使われていた「冷媒」は環境に良くない人工化学物質が入っているフロンが使用されてきました。
これに対して現行の冷媒の主流は環境にやさしい自然界にある物質が使われています。その一つが炭化水素です。
ダイキンの業務用冷凍庫/冷凍ストッカーにはその冷媒が炭化水素である(R290、R600a)が使用されています。
業務用冷凍庫/冷凍ストッカーの節電のためにできること
業務用冷凍庫を居酒屋などで使用する際には、冷凍庫では家庭用の冷蔵庫での節電方法とその方法が真逆となり、その特性をしっかりと把握した上で使用する必要があります。
以下に節電のためにできることを列挙しました。
これは意外!冷凍庫は食材を詰め込んだほうがいい
冷蔵庫の場合には食品と食品の間にある程度の隙間を空けておかないと冷気が通過しにくくなるので冷えにくくなります。
一方で、冷凍庫は食品同士が互いに冷やしあうことから、たくさんの食品を詰める方が、凍った食品自体が保冷剤の役割となり来ないの温度が上昇しにくくなります。
食材を熱いまま入れない
冷凍庫に加熱した食品などを入れる時は、しっかりと冷やしてから入れるようにしましょう。
食品に熱が残ったまま中に入れてしまうと、冷凍庫内の温度が上昇してしまい、食品温度も上がってしまうので、結果として電気代も多くかかってしまいます。
見落としがちなパッキンの傷み
長く使用していると、開閉部部であるドアのパッキンが傷み、そこから冷気が漏れて冷凍庫内が冷えにくくなります。
定期的にパッキンの状態をチェックして交換しましょう。
業務用冷凍庫/冷凍ストッカーをお探しの方は弊社オンラインショップをご活用ください
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ネット通販10年以上の経験をベースに、プロの視点で建物にまつわるお役立ち情報を発信しています。
ダイキンの業務用冷凍庫/冷凍ストッカーの選定・販売ページは下記を参照してください。
まとめ
本記事のポイントをまとめます。
① 商品カタログの年間消費電力と電力会社の料金単価より電気量の目安を知る
② 冷蔵庫と逆で冷凍庫は食材を詰め込んだ方が庫内温度の上昇を防げる
③ 食材を熱いまま冷凍庫に入れない(庫内温度が上がってしまう)
④ パッキンをチェックし傷んでいれば交換する