ネットワークカメラ(IPカメラ)とは?アナログカメラとの違いも解説

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本記事ではネットワークカメラ(IPカメラ)ついて解説します。

アナログカメラとの比較を行い、画質の違いや配線の違いについても解説します。ネットワークカメラ(IPカメラ)について知りたい方、ネットワークカメラ(IPカメラ)の購入を検討されている方は、本記事をご覧ください。

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ネットワークカメラとは

ネットワークカメラはIPカメラとも呼ばれていて、カメラ一つ一つが個別にIPアドレス(機器がもつインターネット上の住所みたいなもの)を持っているカメラとなっています。
許可されたユーザーが、外出先等遠隔でカメラの映像を見たり、ズームや首振りなどの操作を行ったりすることができます。
その他顔認識機能がついた商品や、反射光を抑える機能のついたもの、揺れ補正がついたもの、音声マイク機能等、特性を活かした様々な商品ラインナップがあります。

 

アナログカメラとネットワークカメラの違い

アナログカメラとネットワークカメラの違いを解説します。

以下の5つの観点から違いを見てみます。

  • 価格の違い
  • 画質の比較
  • 配線の比較
  • 機能の比較
  • 施工性の比較

 

価格の比較

アナログカメラ ネットワークカメラ
・比較的安価 ・アナログカメラに比べて高価

アナログカメラは導入コストが比較的安価に行えるのが特徴で、既設の配線(同軸ケーブル)があればそのまま置き換えをしたりすることが可能ですが、拡張性が低く、PTZ(パン・ティルト・ズーム)の機能や映像処理の面でもネットワークカメラと比べると劣ります。

ネットワークカメラは、アナログカメラに比べて高価になりますが、拡張性が高く、様々な機能が組み込まれている商品が多く、LANケーブルでデータを送信するため、画質の劣化等は起こらず、インターネットを通していつでもどこでも映像の確認をすること可能です。

小規模設置で、普段の映像確認が必要無い、コストを出来るだけ抑えたいという場合はアナログカメラを、 将来拡張を考えていたり、スマホや、遠隔での映像の確認やカメラ操作(首振り、ズームなど)をしたり、高画質の映像を保管したい場合などはネットワークカメラで選定されるのがお勧めです。

 

画質の比較

アナログカメラ ネットワークカメラ
・比環境によってノイズが入る事がある。
・高画質タイプもある。
・高画質
・補正機能等が豊富

アナログカメラは、同軸ケーブルによるアナログ伝送となり、周囲の状況によってはノイズが入る事があります

遅延やコマ落ちは基本的に起こりません。高画質な映像を撮る為のAHDカメラ等の商品も出てきています。

ネットワークカメラは商品にもよりますが、基本的に高画質の商品が多く、LANケーブルを使ってデジタル信号にて転送するため、画質の劣化がありませんが、データ量が多くなると遅延やコマ落ちが発生する可能性があります。

 

配線の比較

アナログカメラ ネットワークカメラ
同軸ケーブルを用いる。
配線長 300m程度まで。 別途カメラに電源が必要。
別途ユニットを設ければ同軸ケーブルのみでの給電が可能なタイプもある。
LANケーブルを用いる。
配線長 100mまで。 PoE給電により、LANケーブルのみで電源供給が可能

アナログカメラでは5C-2Vや、5C-FB等の同軸ケーブルを使う事で、300mを超える配線が可能です。
カメラへの電力供給の配線も別途必要となります。

ワンケーブル対応のカメラを利用すれば、ワンケーブルでカメラへの電力供給が可能になりますが、別途ユニットが必要となります。PTZ機能等を利用する場合は別途カメラを動かすための配線が必要になります。

ネットワークカメラはLANケーブルでの配線となり、配線可能な距離は約100mとなります。

別途、間に中継の機器を取り付ければ、距離の延長が可能です。

PoE給電を利用してPoEハブから電力供給をすることで、配線をLANケーブル1本のみで行う事が可能です。

複数台のカメラから、全てレコーダーに配線する必要が無く、ハブを経由することで、ハブから1本のLANケーブルでの配線が出来るので、施工が容易です。

 

機能の比較

アナログカメラ ネットワークカメラ
・低解像度〜高解像度まで、価格帯によってラインナップ
・別途ユニットや、高機能レコーダーを利用すれば、遠隔監視等も可能
・高解像度、拡張性が高い

アナログカメラは基本的な映像録画、監視をするだけでご利用いただくにはコストを比較的抑えることが出来ます。

機能的にはあまり拡張性がありません。

ネットワークカメラは、インターネット経由でのスマホ、PC等でのカメラ操作(ズーム・首振りなど)が可能。集音マイクや顔認識機能、サーマル(温度感知)機能が付いた物や、SIMカード入りの無線タイプもあり、PoE給電により、レコーダやPoEハブからの給電ができ、配線がLANケーブル1本で行えます。

 

施工性の比較

アナログカメラ ネットワークカメラ
・施工は容易だが、増設時等に手間が掛かる ・施工は容易だが、IPの知識が必要。増設は簡単

アナログカメラはカメラ増設時に、カメラ全てから、それぞれレコーダーまで配線をする必要があるため、場所によっては施工が困難な場合があります。

ネットワークカメラは、ネットワークを利用するため、ネットワークの知識が必要となります。 カメラ増設時には、カメラからPoEハブまでの配線のみで対応出来るので、増設は容易です。

 

アナログカメラとネットワークカメラのどちらを選ぶべき?

アナログカメラとネットワークカメラのどちらを選ぶべき?

そんな疑問に回答します。

 

小規模ならアナログカメラ・機能や将来性を考えるならネットワークカメラ

アナログカメラも高画質タイプがラインナップとして出てきていますので、ネットワークカメラと比べて画質の面では劣ることも無くなってきました。

小規模での設置や、別拠点や遠隔での監視等を行わない、カメラの増設を行う予定が無い場合はコストメリットの出るアナログカメラで、カメラ台数が増えたりする可能性がある場所、スマホや遠隔での監視等を行いたかったり、複数拠点の監視を行いたい等の場合はネットワークカメラにすることをお勧めいたします。

 

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まとめ

本記事のポイントをまとめます。

本記事ではネットワークカメラの説明と、アナログカメラとネットワークカメラの違いについて解説しました。どちらのカメラを選ぶかは、目的によって変わります。

  • 小規模での設置や、別拠点や遠隔での監視等を行わない、カメラの増設を行う予定が無い場合・・・コストメリットの出るアナログカメラ
  • カメラ台数が増えたりする可能性がある場所、スマホや遠隔での監視等を行いたかったり、複数拠点の監視を行いたい等の場合・・・ネットワークカメラ

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また、ネットワークカメラの選定に迷ったら、以下の選定ページをご覧ください。

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